また、頭金を用意する場合と比べて、住宅ローンの借入額が増えるため、住宅ローン控除の金額も増えます。
住宅ローン控除は、「年末時点での住宅ローン残高の0.7%」が控除される制度であり、中古マンションの場合、一定の条件を満たせば10年間利用することができます。
ただし、頭金の有無による控除額の差はそれほど大きくないため、借入金利の高さによっては逆に損をすることもあります。
頭金なしで中古マンションを購入するメリット
頭金なしで中古マンションを購入することには、以下のようなメリットがあります。
1.希望の物件を逃さずに購入できる 中古マンションは、同時期に複数の物件が売りに出されることが少ないため、希望の物件が見つかった場合には速やかに購入することができます。
購入に必要な頭金を用意せずに済むため、手元にお金がない状態でも安心して購入に踏み切ることができる点も魅力です。
2.住宅ローン控除の金額が多くなる 頭金を用意する場合と比べて、住宅ローンの借入額が大きくなるため、住宅ローン控除の金額も増えます。
住宅ローン控除は年末時点での住宅ローン残高の0.7%が控除される制度であり、中古マンションならば一定の条件を満たすことで10年間利用できます。
ただし、頭金の有無による控除額の差はそれほど大きくないことに注意が必要です。
不動産の購入時の費用については物件代金の10%必要ですから資金計画に入れておきましょう。
借入金利によっては逆に損をする可能性もあります。
具体的な条件や返済期間などを考慮してシミュレーションすることが重要です。
3.手元に現金を残しておける 頭金を支払う必要がないフルローンの場合、購入に使われる金額を現金で手元に残しておくことができます。
現金を保有していることで安心感を得るだけでなく、NISAなどの投資に活用することも可能です。
適切な運用方法によっては、お得になる可能性もあります。
以上、頭金なしで中古マンションを購入するメリットについてご説明いたしました。