最初に、就寝時にエアコンを稼働させていた場合の電気代を算出してみましょう。
寝室の広さが10畳程度としまして、10畳用の暖房を就寝中に点けたままにした場合の電気代で想定します。
メーカーや機器の性能にもよりますが、暖房稼働時のエアコンの消費電力は約660Wです。
電気代は消費電力×0.001×電力料金単価で1時間当たりの料金を求められることができます。
全国家庭電気製品公正取引委員会によれば、電気料金の目安単価は31円です。
すなわち、消費電力660Wのエアコンの1時間あたりの電気代は、660W×0.001×31円で20.46円となるのでしょう。
夜の11時から翌朝7時まで、暖房を8時間稼働させてみたとするそしたら、20.46円×8時間=163.68円です。
1ヶ月に換算すると、5074.08円となるんです。
あくまで単純計算となってくるのですけど、就寝時に暖房を点けっぱなしにした場合、暖房を消した場合に比べて5000円程度は電気代が高くなる計算になるんです。
電気代の節約を考えるなら、就寝時は暖房を消してしまった方がお得です。
ただし、快適な睡眠を追求するなら、暖房は点けたままにしておきましたほうがメリットはでかいことも確かです。
まず、寒い冬は日中の活動量が少なくなり、夜の睡眠時に寝つきが悪い状態になりやすくなることがあるのです。
ですから、睡眠の質も落ちやすく、快適な睡眠がとりにくい季節なんです。
加えて、睡眠時の室内温度は20度前後が適温とされますが、暖房を稼働してもない場合の室温は10度前後まで降下してしまいとても寒くなっています。
特に気温は早朝にかけて下がる傾向があるので、寝る際に暖房を消してしまうでしょうと朝方には室温もかなり低下してることになるんです。
朝方に寒くて目が覚めるみたいなら、睡眠の質も下がってると見込まれているので注意が必要なのです。
電気代をケチって風邪をひいたり、寝不足になったり、では意味がありませんよ。